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「まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな!」は対人関係を見直す最高のツールの一つになる

f:id:lasagnacandy:20190220224222j:plain生きている間「理不尽」「納得いかない」事を起こすアホを避けることはできない。

f:id:lasagnacandy:20190220224222j:plainアホを責めるのを止め、自分の内面を見直すことで、消耗することが減り、本来の目的に集中する時間を増やせる。

f:id:lasagnacandy:20190220224222j:plain足を引っ張ってくる人に悩み、怒っている人など、対人関係に不安を抱えている人にお勧めの本。

そういった本の紹介です

 

頭に来てもアホとは戦うな 内容

内容紹介

70万部を突破した『頭に来てもアホとは戦うな! 』がついにマンガ化!
企画営業部で働く入社4年目のひとみ。
しかし、社内は意見がころころ変わる人、嫉妬で足を引っぱる人、
理不尽なアホばかり。
ひとみは、コミュニケーションコンサルタント・梶から
「厄介な人物を動かす方法」を教えてもらうことに……。
アホがみるみる味方になる最強のテクニックが、
楽しく、カンタンにわかります!

 

 

目次

プロローグ アホと戦うのは人生の無駄
Chapter1 成功者はなぜ戦わないのか?
Chapter2 アホにはやられたフリを!
Chapter3 アホと上手に付き合いなさい!
Chapter4 アホを味方につけてこそ!
Chapter5 アホに左右されずに自分の人生を取り戻せ!

 

 

頭に来てもアホとは戦うな 感想

内容展開とあらすじ

「まんがでわかる 頭にきてもアホとは戦うな!」は、

アホな上司、足を引っ張ってくる同僚に無視や嫌がらせをされる主人公の成長のお話です。

 

初めは、嫌がらせや虫に対して主人公は怒り、感情に任せてやり返していました。しかしやり返すことでその場ではスッキリするものの、やりたい仕事が進まないことに気づいていなかったのです。

そこに、心理アドバイザーである男性との出会いが起こり、そこから「アホと戦わないこと」について、悩み、失敗しながらも学んでいきます。アホと戦うことで消耗していたこと、自分もプライドで生きていたこと、敵を作ることは目的から離れてしまっていたことを知っていきます。そして最終的にはアホだった人も味方につけて、本来の目標に到達していく物語です。

 

展開としては、目次にあるように

プロローグ アホと戦うのは人生の無駄
Chapter1 成功者はなぜ戦わないのか?
Chapter2 アホにはやられたフリを!
Chapter3 アホと上手に付き合いなさい!
Chapter4 アホを味方につけてこそ!
Chapter5 アホに左右されずに自分の人生を取り戻せ!

の順で記載されています。

 

それぞれのチャプターだけでも理解はできますが、前半のチャプターの内容が次のチャプターの前提条件となっているものもあるので、ひとつづつ読んでいくことをお勧めします。

 

またチャプターごとにポイントがまとめられているので、内容を整理しやすいのもポイントです。

 

本のまとめと印象

この本を一言でまとめると

損して得とれ

になると思います。

 

本のタイトルにある通り、アホな人たちがいる社会で、私たちは消耗しきっています。

クレーマーや、理不尽な上司、不道徳・反社会的な人々、自分の信念と異なる行動をする人々などなど、耐え難い人たちは身の回りにいます。

アホな人に触れると、悩み、怒り、こころがそこにとらわれます。そうすることで精神的に消耗する。問題となる人がいなくなると、いったんは落ち着くものの、いつ次のアホが現れるかわからない…。人間関係の疲労から抜けられない。

そんな時に、私たちはどうすればいいのでしょうか?

 

 

人間は理性的な生き物ではなく、感情で動いている。それはこの本の前提にあります。

実際にプライドのために相手の命を奪う事件も少なくありません。

特に日本はもともと武士道の国。名を傷つけられると、やり返さないと気がすまなくなってしまう国民性は根底にあるかと思われます。

 

名を傷つけられるとやり返さずにはいられない。アホにかまっている、自分もアホになってしまっている。これこそが、原因の一つだったのです。主人公も馬鹿にされた際にやり返すのが当然となっていました。自分の行動が正しいと信じ切っているんです。この本を読んでいてドキリとした場面の一つです。

 

では、やり返さない。自分もアホにならないためには何をすればいいのでしょうか?

「まんがでわかる 頭にきてもアホとは戦うな!」では、

  • 長い目で得をする行動をする
  • その場の感情・プライドに左右されないようにする
  • 「人たらし」になって最低限敵を作らない。時には見方にもなってくる人もできるようにする

と述べられています。

 

確かに、アホのことに考え怒ることは、アホに時間を使っていることになります。しかし人生は一度きりしかないのです。人生の時間は決まっているのです

 

アホについて考える時間は、じぶんの人生の浪費。ある意味アホの勝ちです。

そしてアホに時間を割くことを止めることは、自分の本来の目標に時間を向ける時間を作り出し、人生の有意義さにつながります。

アホへの対応方法は、「 アホとではなく自分と戦う」ことにあるんですね。

 

名より実を取る」に近いのかもしれません。

商人の様なしたたかさを身に着けることが、人間関係に悩む人の解決の糸口になる。

そのような感想を抱きました。

f:id:lasagnacandy:20190709105007j:plain一言でいうと「損して得取れ」だろう。

 

まとめ

人間は社会性の生き物です。

ビジネスにかかわらず、個人的な対人関係であっても、不快と感じさせる人物は避けられません。

 

そういうときは「頭にきてもアホとはかかわらるな!」と本のタイトルを唱えなおすことが解決の第一歩になります。

 

他人の目を気にして消耗することを止め、自分本来の人生の目的を達成していく。

そのためには商人の様に、名をより実をとる。言い換えれば、損して得取れ、これこそが人間関係をシンプルにする一つになるのではないでしょうか。

 

人間関係で悩む方の一助となれば幸いです。