「初めてのFX1年生」を読んで、FXと金融の世界が少しわかってきた話
FXとか株とかってよくわからない人って多いと思うんです。
私もそのうちの一人です。ずーっとサラリーマンをしているので、テレビで為替とか聞いてもチンプンカンプンでした。
友人から「FXのスワップポイントでもうけられますよ!」と勧められましたが、
「知識がないと動けないですからね」と本を読むことに。
すると、FXだけでなく金融の仕組みについて、かなりイメージがつくようになりました。
株やFXなどをやるにしてもやらないにしても、世界の動きを見る指標となる。
第一歩として打ってつけな本を紹介します。
今回は参考になった本
コンテンツ>
1 本の内容紹介
1-1 この本は株やFXの本を一度も読んだことがない人向け
この本は頭書に
本書は、FXをこれから始めようとする方に向けて「どうすれば利益を上げることができるのか?」「どうなると損をするから、何に気を付けなければいけないのか」を解説した本です。
派手な儲け体験談や「確実にもうかる方程式」などは書かれていませんが、その一方で初心者の方が何に注意しなければいけないのか、どうすれば自分で投資の判断ができるようになるかを丁寧に解説してあります。
この本は、もうかったつもりにさせてくれる本ではなく、本当に実力をつけていただくための本です。もちろん、100%を網羅しているわけではありませんが、この本を読んだ後には、自分は次に何を学ばなければいけないのか、どういう情報を集めたらいいかをイメージできるようになります。
とあります。
読み進めていくと、全く分からない状態から、分かるところと、分からないところが、わかるようになっていました。
「ファンダメンタル分析」「テクニカル分析」などテクニック的なところは、あえて細かく説明をされていません。
むしろFXを行う上での、基礎的なルールや目標の把握の仕方についての解説が主体です。
指値、スワップ、手数料といった用語の解説から、FXをやっていく際の目的、自分なりのルールの在り方など、初心者がまずFXでプレイするために必要なルールや心構えが書いてある本という印象を持ちました。
また「円でドルを買う取引」しか解説していないので、頭が混乱しにくいのもおすすめポイントです。
1-2 本の目次
目次は以下の通りです。
1時間目 FXとは?
2時間目 FXの儲けポイントとは?
3時間目 FXの損するポイント!
4時間目 どのFX業者がベスト?
5時間目 トレーディングのやり方
6時間目 あなたは何型?自分に合った取引スタイルを知る
7時間目 なぜ失敗したのでしょうか?
8時間目 反省点を生かして取引しよう
9時間目 テクニカル分析
10時間目 投資の心構え
1-3 本の流れは、対話形式
基本的にこの本は対話形式で書かれています。
なので、読み進めていくことがとても楽です。
ドラゴンボールで有名な鳥山明氏も、登場人物は二人を同時に出すことを意識していたようです。
会話形式で物語が進んでいくことが、読者にとってわかりやすいスタイル。
この本も対話形式でかかわれていますので、分かりにくい専門用語等などの解説も比較的スムーズに入ってくる印象でした。
2 FXをやるとしてもやらないとしても必要な知識だった
特に良かった内容としては、
6時間目 あなたは何型?自分に合った取引スタイルを知る
10時間目 投資の心構え
でした。
実際のFXとは、画面の向こうにいる人とお金の奪い合いというのが現実です。
その相手は、個人かもしれませんし、〇〇ファンドのような巨大グループかもしれません。
お金が絡むと人は冷酷になります。状や情けなどは出にくい。ましてや画面の向こうの人物に対して、情けを感じることはほぼないでしょう。
そういった残酷で冷酷な世界での、基本的な心構えを教えてもらえます。
トレードにどれだけ時間をさけるかで、張り付き型、夜だけチェック型、マイペース放置型に分けており、無理のないかかわりを勧めているのもわかりやすかったです。
専業トレーダーをやるにしても、兼業トレーダーをやるにしても、半年以上継続して続けられるやり方で行うように勧めています。
本当に、FXをやるうえでの地力を作ってくれる本という印象でした。
ネットを見ると大儲けした人がよく話題になります。
それをみると「俺にもできるはずだ!」と思いがちです。しかし大儲けするのと同じくらい大損するリスクがあることがわかります。
この本を読んで、生活費に影響するような大きなトレードをすることをやめました。
勉強と思い、お小遣いとして無くなってもよいお金でFXを開始しています。
私はこのような形で始めましたが、この本を読んだ皆さんはどのような印象を抱くでしょうか?
3 まとめ
「はじめてのFX1年生」は、FXを始める前に読むべき本としておすすめです。
仕組みを知ることで、地力をつけることができます。仕組みを知らずに大損することも避けることができそうです。
「投資は自己責任」の世界で、糸筋の道しるべになるのではないでしょうか。