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間違いだらけの疲労の常識「だから、あなたは疲れている!」を読んだ話

 「疲れた~」というアクションをしてしまう人は少なくないと思います。

日本人のうち、3人のうち2人は疲れているデータがあります。

しかも、疲れをとるために行ってた方法に間違いたあったとしたら・・・?

 

「だから、あなたは疲れている!」では最新の科学に基づき、疲労のメカニズム、疲労回復や緩和につながる実践法、さらには疲労に強い体作りについて解説しています。

「え、そうだったの!」と勘違いを解くような情報も入っており、今日からすぐに使える内容が中心です。

 

疲労の少ない生活を送り、生き生きとした体つくりの基礎となる、そんな本を紹介します。

 

 

 

↑今回紹介する本

 

コンテンツ>

 

 

1 今までの疲労の考え方は結構間違ってた

1999年に厚生労働省の行った4000人を対象にした研究データでは、日本人の6割が疲れていたようです。

さらに最近は疲れ方の質が変わってきており、

「寝ても回復しない」慢性疲労を抱えている人が増えてきているようです。

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「自分は疲れていないよ」という人にも、疲労感なき疲労が起きている可能性があるとのこと。まずは潜在疲労度をチェックしましょう。

 

1-1 潜在疲労度のチェック!

まずはこのチェックリストをやってみてください。

  1. 周囲から期待されると、残業も苦ではない
  2. 責任感から、引き受けたことは途中でやめられない
  3. 趣味やゲームで夜更かししてしまうことがある
  4. ひとつのことに集中してしまいがち
  5. 休みの日は、外出するようにしている
  6. 毎日、運動するようにしている
  7. ゴルフやフィットネスで仕事のストレスを発散
  8. 熱めのふろに長く入り、汗を流すのが好きだ
  9. コーヒーや栄養ドリンクをよく飲む
  10. 疲れたときは焼き肉などスタミナ食を食べる

 

このチェックリストで、あてはまる項目が多いと潜在的疲労度が高く、

過労死につながりやすいようです。怖いですね。

 

こうした生活習慣はなぜ疲労につながるのでしょうか。

 

1-2 疲労はこうして起きる

疲れのおおもとは何かというと、活性酸素とのことです。

活性酸素は、強力な酸化作用を持ち、自身の細胞がさび付いていく。

そして、活性酸素により誘導される疲労因子FFというのが疲労を起こす物質であることが、2008年にわかったようです。

活性酸素などにより細胞が傷つくことで疲労因子FFができる

疲労疲労因子FFが体内に増加した状態

と理解しておけばよいと思います。

 

驚くことに、疲労因子FFが蓄積しても、達成感や熱中するものがあると、疲労を感じなくなってしまうようです。

 

疲れているはずなのに、疲れているのを感じれない。

これは、けっこう危ないと思います。

  • 仕事していて上司に褒められて頑張りすぎてしまう
  • プロジェクトをやり遂げて、気分が高揚している

なんてことは誰にでもありますし、そういう時にさらなる仕事を引き受けやすい。

疲れを感じていないから、つい引き受けてしまう。

そして、疲労が蓄積していく。。。そんな事態は避けたいものです。

 

2 疲れにくい体つくりのために

 それでは、疲れた体を癒すためにどうすればいいのか。

この本によると、間違ったことをやめ、科学的に正しいこと十することを勧めています。

2-1 効果の低い回復方法

 間違った疲労回復法は、この通りです。

  1. 飽きても頑張る
  2. 目が疲れたら目薬を差して頑張る
  3. 熱い風呂ではいる
  4. 夏バテでウナギを食べる
  5. コーヒーを飲む
  6. スタミナ食を食べる
  7. 体力つけるために、毎日運動する
  8. 酒を飲む

 

いかがでしょうか。結構普段からやっていませんか。

感覚的に「疲労感」はとれるなぁと思うものも結構あるのですが、

実際の疲労回復にはつながっていないということのようです。

 

ではより望ましい疲労回復法はどうなんでしょうか。

2-2 効果のはっきりした疲労からの回復方法

効果がわかっている回復方法は6つあるようです。

  1. 睡眠 → 疲労疲労感もとれる
  2. バランスの良い食事、抗疲労成分イミダペプチドを取る
  3. 軽い運動で血行を良くする
  4. みどりの香りで疲れが軽くなる
  5. 半身浴で神経を休める
  6. 気分転換で脳の疲れを取る

 

人間の3大欲求のうちの二つ、睡眠と食事が、疲労回復のキーになるようです。

 

適切な睡眠は7時間程度で、起床時間を毎日同じ時間にするのが望ましいといわれています。

また昼寝は30分以内でしたら、疲労因子FFも減るようで、お勧めできます。

 

イミダペプチドというは、鶏肉に多く含まれる物質のようです。

渡り鳥は長時間飛びつづけることができるのもイミダペプチドおかげのようです。

 

イミダペプチドを十分に摂取するには、鶏むね肉を毎日100g食べればよいようです。

ただしイミダペプチドは水溶性なので、茹でるなどした場合にはゆで汁のなかにイミダペプチドが溶け出してしまうことに注意が必要です。

本書では6週間程度続けるとよいとのことでした。

 

また特に40歳以上では、疲労因子FFが減りにくくなるとのことです。

40歳以上の方は、普段から鶏むね肉を食べるようにしてもいいのかもしれませんね♪

 

「そんなのめんどくさくてできない」「忙しくて調理する時間がない」という人にはサプリメントもあるようなので、利用してもよいかもしれません。

 

 

 

2-3 実際にやってみてどうだったか

私は結構ズボラな性格なので、細やかなことはしていません。

このうちやったことと言いうと、

  • 睡眠をとる
  • 鶏むね肉をよく食べる。食べない日はサプリメントをとる。
  • 家で軽い運動する。後瞑想した

程度をやってみました。

 

私は体力無いほうで、一度疲れることがあると1週間程度引きづる体質でしたが、以前よりは楽になったと思います。

 

まだ疲労因子FFが測定できないので、実際に疲れが減っているかはわかりません(笑)

ただ、少なくとも以前より「疲れて眠いー」「やる気しないー」と思うことが減ったのは間違いがないかと思います。

 

3 まとめ

間違いだらけの疲労の常識「だから、あなたは疲れている!」は疲れにくい体作りに大いに役立つと思います。

本の中には「そうだったのかー!」と思うこと、具体的な実践方法などが、まだまだ記載されています。

疲れている人、疲れたくない人、能率を上げたい人などにお勧めできると思います。