ゴボウってすごい奴だった!っていう話
冬は鍋がおいしい季節ですね。
先日食べた鍋のゴボウがとても美味しかった。
それでゴボウってどんな栄養があるのかと調べてみたら、結構すごい奴だった!
食物繊維が豊富で便秘やがん予防に効果があるだけじゃない。
ほかにも、糖尿病や脂肪の蓄積を予防するクロロゲン酸(ポリフェノールの一種)
もとれるんです。
そんなゴボウの効果を紹介します。
写真はぱくたそ様より
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1 ゴボウてどんな植物?
ゴボウは、キク科の植物で、日本に伝わってきたのは平安時代ごろ、食べられるようになったのは、主に江戸時代からだそうです。
2 ゴボウを食べると便秘、がん予防になる
2-1 ゴボウの持ってるすごい栄養
ゴボウの栄養は、大きく2つあります
- 食物繊維(イヌリン入ってます)
- クロロゲン酸(ポリフェノールの一種)
ゴボウの食物繊維は、不溶性のものと水溶性のものがあります。
水溶性食物繊維にはイヌリンが入っていて、
イヌリンの効果は
- 腸の蠕動運動の促進効果
- 善玉菌の活性化効果
- 血糖上昇の抑制効果
などがあります。
イヌリン単体のサプリメントも売られているくらいです。
成人では一日20gの食物繊維を摂取することとなっています。しかし、男性・女性ともに約5g程度不足しているようです。*1
ゴボウ100gあたり、食物繊維5.7g入っていますので、
積極的に食卓にぜひ加えたい食材ですね♪
クロロゲン酸はポリフェノールの一種です。
抗酸化作用が強い
活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用
に役立つ効果があります。
クロロゲン酸も
糖尿病の予防
脂肪の蓄積の予防
発がん予防
といったすごい効果があるので、ダイエットにも、生活習慣病や癌の予防に、興味を持つ人には向いた食品かもしれません。
日本でしか食べられていないようですが、出汁も出ておいしいのに、もったいないですね~。
クロロゲン酸はコーヒーにも含まれているようで
コーヒー協会様がクロロゲン酸の効果について解説していました。
2-2 あく抜きするとゴボウの栄養4割減る衝撃の事実
そんな優秀なゴボウ君ですが、あく抜き、水に浸す、皮を剥くなどすると、影響が4割減ります!悲しい!
クロロゲン酸は、ゴボウの皮に、根の2倍含まれています。皮をむくと栄養を捨てることになります。
水に浸すのもNGです。水溶性食物繊維も、クロロゲン酸も水に溶けだしてしまいます。
あく抜きなしのずぼら調理が、得する料理法なんですね。
おすすめの下茹では電子レンジにお任せ
皮をむかず、5㎝位にカットして、電子レンジで加熱
で終わらせちゃいましょう♪
ちなみに、鍋物をする際には栄養成分がスープに溶けだしているので、
スープも併せて飲むことで、無駄なく栄養を取ることができます♪♪
3 まとめ
ゴボウは、ずぼらな調理のほうが栄養を取れる、お得な食材です。
便秘、がん予防、生活習慣病の予防に加え、おいしい!という特典もついてきます。
スーパーで見かけたときには、手にとってもいいかもしれません。
今回参考にした本はこちらです↓↓
*1:国民健康・栄養調査結果の概要 平成27年より