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ゴボウってすごい奴だった!っていう話

冬は鍋がおいしい季節ですね。

先日食べた鍋のゴボウがとても美味しかった。

それでゴボウってどんな栄養があるのかと調べてみたら、結構すごい奴だった!

 

食物繊維が豊富で便秘やがん予防に効果があるだけじゃない。

ほかにも、糖尿病や脂肪の蓄積を予防するクロロゲン酸(ポリフェノールの一種)

もとれるんです。

 

そんなゴボウの効果を紹介します。

f:id:lasagnacandy:20190125005852j:plain写真はぱくたそ様より

 

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1 ゴボウてどんな植物?

 ゴボウは、キク科の植物で、日本に伝わってきたのは平安時代ごろ、食べられるようになったのは、主に江戸時代からだそうです。

 

 

2 ゴボウを食べると便秘、がん予防になる

 

2-1 ゴボウの持ってるすごい栄養

 ゴボウの栄養は、大きく2つあります

  1. 食物繊維(イヌリン入ってます)
  2. クロロゲン酸(ポリフェノールの一種)

 

ゴボウの食物繊維は、不溶性のものと水溶性のものがあります。

水溶性食物繊維にはイヌリンが入っていて、

イヌリンの効果は

  •  腸の蠕動運動の促進効果
  • 善玉菌の活性化効果
  • 血糖上昇の抑制効果

 などがあります。

 

イヌリン単体のサプリメントも売られているくらいです。

 

 

 

成人では一日20gの食物繊維を摂取することとなっています。しかし、男性・女性ともに約5g程度不足しているようです。*1

 

ゴボウ100gあたり、食物繊維5.7g入っていますので、

積極的に食卓にぜひ加えたい食材ですね♪

 

 

クロロゲン酸はポリフェノールの一種です。

ポリフェノールとは植物に含まれるファイトケミカルの一種で、

 抗酸化作用が強い

 活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用

 動脈硬化など生活習慣病の予防

 

に役立つ効果があります。

 

クロロゲン酸も

 糖尿病の予防

 脂肪の蓄積の予防

 発がん予防

 といったすごい効果があるので、ダイエットにも、生活習慣病や癌の予防に、興味を持つ人には向いた食品かもしれません。

 

日本でしか食べられていないようですが、出汁も出ておいしいのに、もったいないですね~。

 

クロロゲン酸はコーヒーにも含まれているようで

コーヒー協会様がクロロゲン酸の効果について解説していました。

 コーヒー中のクロロゲン酸のとポリフェノールについて

 

 

2-2 あく抜きするとゴボウの栄養4割減る衝撃の事実

 そんな優秀なゴボウ君ですが、あく抜き、水に浸す、皮を剥くなどすると、影響が4割減ります!悲しい!

 

クロロゲン酸は、ゴボウの皮に、根の2倍含まれています。皮をむくと栄養を捨てることになります。

水に浸すのもNGです。水溶性食物繊維も、クロロゲン酸も水に溶けだしてしまいます。

 

あく抜きなしのずぼら調理が、得する料理法なんですね。

 

おすすめの下茹では電子レンジにお任せ

皮をむかず、5㎝位にカットして、電子レンジで加熱

 で終わらせちゃいましょう♪

 

ちなみに、鍋物をする際には栄養成分がスープに溶けだしているので、

スープも併せて飲むことで、無駄なく栄養を取ることができます♪♪

 

3 まとめ

ゴボウは、ずぼらな調理のほうが栄養を取れる、お得な食材です。

便秘、がん予防、生活習慣病の予防に加え、おいしい!という特典もついてきます。

スーパーで見かけたときには、手にとってもいいかもしれません。

 

今回参考にした本はこちらです↓↓

 

 

*1:国民健康・栄養調査結果の概要 平成27年より